堀田英夫 編著『法生活空間におけるスペイン語の用法研究』(2016)ひつじ書房

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目次

はじめに

I 序論

第1章 憲法とスペイン語 「言語的存在としての法」の一断面 川畑博昭
 1. はじめに
 2. 接尾辞“-ismo”と憲法動態史 Constitucionalismo 概念の裏側
  2.1. 「主義」概念の陰 日本の翻訳事情との関わりで
  2.2. “constitucionalismo”概念に投影されるスペイン語圏憲法のダイナミズム
 3. 接尾辞“-ismo”と統治形態のダイナミズム Presidencialismo の史的展開
  3.1. 「国家形態」の歴史的意味 君主制と共和制
  3.2. 似て非なる大統領統治の“sistema”と“-ismo”
 4. 接尾辞“-ismo”の反規範的作用 Continuismo の政治文化
  4.1. Presidencialismoの「負の産物」
  4.2. “-ismo”における反復される歴史的事実
 5. おわりに

第2章 スペイン語圏諸国憲法における言語 堀田英夫
 1. はじめに
 2. スペイン語
  2.1. 用語
   2.1.1 lengua(言葉)、idioma(言語)
   2.1.2 国家語、国語、公用語、公式語、作業語
   2.1.3 español(スペイン語)とcastellano(カスティーリャ語)
  2.2. 小史
  2.3. スペイン語を公用語と規定している現行憲法
 3. 先住民言語や少数派言語
  3.1. 先住民言語や少数派言語についての言及のない憲法
  3.2. 条文にあらわれる言語名
  3.3. 特定地域公用語あるいは特定場面のため公的に用いる
  3.4. 文化財としての先住民言語や少数派言語
 4. 国際規約との関係に見る条文上の言語
  4.1. 国際人権規約および先住民族の権利に関する国際連合宣言
  4.2. 障害者権利条約
 5. まとめ

II 法固有の場面におけるスペイン語の諸相

第3章 日本国憲法スペイン語訳とスペイン語圏諸国憲法に おける組織名・職名の通用性 堀田英夫
 1. はじめに
 2. 憲法条文上の用語
  2.1. 立法
   2.1.1 「国会」
   2.1.2 「衆議院」「参議院」
   2.1.3 「国会議員」
  2.2. 行政
   2.2.1 日本
   2.2.2 キューバとスペイン
   2.2.3 大統領
   2.2.4 大統領を補佐する機関と大臣
  2.3. 司法
   2.3.1 「最高裁判所」
   2.3.2 最高裁判所の裁判官
 3. まとめ

第4章 地域差研究における スペイン語圏諸国憲法条文上の用語 堀田英夫
 1. はじめに
  1.1. 目的
  1.2. 語彙項目の検討
 2. 語彙調査結果と憲法上の語との比較
  2.1. アルゼンチン
  2.2. キューバ
  2.3. コロンビア
  2.4. スペイン
  2.5. チリ
  2.6. プエルトリコ
  2.7. ベネズエラ
  2.8. ペルー
  2.9. ボリビア
  2.10. メキシコ
 3. 考察
  3.1. 憲法条文上の用語の回答者数の割合
  3.2. 普通名詞と固有名詞
   3.2.1 ASAMBLEA
   3.2.2 PARLAMENTO
   3.2.3 立法議会を示す語のまとめ
 4. まとめ

第5章 Terminología del lenguaje jurídico en el dinamismo de un proceso criminal – penal (法廷空間における法言語の用法) Ana Isabel García・川畑博昭
 1. Introducción
  1.1. Objetivos y justificación del estudio
  1.2. El español jurídico en la escena procesal penal
 2. Marco institucional para un proceso penal en Perú
  2.1. Derecho procesal penal peruano
  2.2. Reforma del código procesal
  2.3. Jurisdicción: sus órganos y agentes
  2.4. El proceso común en el sistema procesal penal peruano
   2.4.1 Investigación preliminar y preparatoria
   2.4.2 Etapa intermedia
   2.4.3 Juzgamiento
   2.4.4 Impugnación
 3. El corpus: un caso penal peruano como materia de análisis
  3.1. Presentación del material
  3.2. El caso
   3.2.1 Antecedente sucinto e investigación
   3.2.2 Acusación
  3.3. Juicio y sentencia
 4. Terminología en el lenguaje procesal penal peruano
 5. Conclusiones

第6章 裁判員裁判に必要な日本の法廷用語のスペイン語訳  堀田英夫
 1. 刑事裁判における言語・通訳
 2. 法廷通訳に求められる正確性
  2.1. 裁判所側が求める「正確性」
  2.2. 法廷通訳者に求められる「理想」
  2.3. 法廷通訳・模擬裁判における通訳の実際
  2.4. 「理想的な」法廷通訳に向けて
 3. 日本の法廷用語のスペイン語訳
  3.1. 故意、確定的故意(殺意)、未必の故意(殺意)、認識ある過失
   3.1.1 日本刑法の用語
   3.1.2 語彙集の訳語
   3.1.3 スペイン語圏刑法の用語
   3.1.4 検討
  3.2. 正当防衛、過剰防衛;緊急避難、過剰避難
   3.2.1 日本刑法の用語
   3.2.2 語彙集の訳語
   3.2.3 スペイン語圏刑法の用語
   3.2.4 検討
  3.3. 責任能力;心神喪失、心神耗弱
   3.3.1 日本刑法の用語
   3.3.2 語彙集の訳語
   3.3.3 スペイン語圏刑法の用語
   3.3.4 検討
  3.4. 既遂、未遂、中止未遂(中止犯)
   3.4.1 日本刑法の用語
   3.4.2 語彙集の訳語
   3.4.3 スペイン語圏刑法の用語
   3.4.4 検討
 4. おわりに

第7章 スペイン語圏諸国の公用語規定 日本との比較において 堀田英夫
 1. はじめに
 2. 日本の場合
  2.1. 立法
  2.2. 司法
  2.3. 教育や文化振興
  2.4. 日本の法律での言語
 3. アルゼンチン
  3.1. 司法
  3.2. 教育とマスコミ
 4. ウルグアイ
 5. チリ
 6. プエルトリコ
 7. メキシコ
  7.1. 先住民言語との関係
  7.2. 司法
  7.3. マスコミ
 8. まとめ

III 日常空間における法律スペイン語の多様性

第8章 法律における「性」の記述 糸魚川美樹
 1. はじめに
 2. スペイン語における性をめぐる問題
  2.1. 文法上の性とジェンダー
  2.2. スペイン語は性差別的か
 3. 法律における性
  3.1. 「性」 sexo か género か
  3.2. 法律上の記述
  3.3. スペイン2007(「人の性別の記載についての登録の訂正に関する規制法(Ley reguladora de la rectificación registral de la mención relativa al sexo de las personas)」)
  3.4. ウルグアイ2009(「性自認と本人確認書類における名と性別変更の権利に関する法律(Ley 18.620: Derecho a la identidad de género y al cambio de nombre y sexo en documentos identificatorios)」)
  3.5. アルゼンチン2012(「人の性自認の権利に関する法律(Ley 26.743: El derecho a identidad de género de las personas)」)
  3.6. 参考:コロンビア2015判決文
  3.7. まとめ
 4. おわりに

第9章 法律分野スペイン語のカタルーニャ語への翻訳 社会言語学的観点から 塚原信行
 1. はじめに
 2. カタルーニャにおける言語社会史の概略
 3. カタルーニャ自治州における言語政策の概要
 4. 司法領域における翻訳の概況
 5. 考察
 6. 結論

第10章 Permeabilidad entre el lenguaje común y la terminología jurídica: el término catalán pubilla (日常言語と法律用語の相互浸透性―カタルーニャ語の pubilla) Lidia Sala Caja
 1. Introducción
 2. El sistema de transmisión de patrimonio: els capítols matrimonials
 3. Los nombres de los herederos: hereus y pubilles
  3.1. Pubills y pubilles
  3.2. Hereus y hereves
  3.3. Hereus y pubilles
 4. Hereus, pubilles y demás familia
 5. Pubilles que no lo son
 6. Conclusión

第11章 特定領域スペイン語教育用語彙における地域差 堀田英夫
 1. はじめに
 2. ペルー・スペイン語
 3. 交通関連語彙
  3.1. 調査対象
   3.1.1 バス
   3.1.2 自動車
   3.1.3 トラック
   3.1.4 駐車する
  3.2. 相違
  3.3. 一部一致
  3.4. ほぼ一致
 4. スペイン語教育用語彙
 5. おわりに

第12章 スペイン語の地名形容詞における規範と使用語形 堀田英夫
 1. はじめに
 2. スペイン語圏諸国の国名と首都名の形容詞形
  2.1. 『正書法』(2010)での規範
  2.2. 『疑問辞典』(2005)と『正書法』(2010)の違い
   2.2.1 コロンビアの首都名
   2.2.2 エルサルバドルの首都San Salvadorの形容詞形
   2.2.3 グアテマラの形容詞形guatemalteco
   2.2.4 Méxicoの形容詞形
   2.2.5 ニカラグアの首都Managuaの形容詞形
 3. 各国憲法上の語形
  3.1. 国名形容詞
   3.1.1 ウルグアイ
   3.1.2 ホンジュラス
  3.2. 首都名
  3.3. 別称
 4. 地名・国名形容詞の派生語尾
  4.1. 『新文法』(2009)による派生語尾
   4.1.1 男女同形語
   4.1.2 男性単数が-oで終わり、女性形が-aとなる語
   4.1.3 男性単数が-o以外の音/文字で終わり、女性形がある語
  4.2. 『疑問辞典』(2005)の国名形容詞派生語尾
   4.2.1 男女同形語 (45語)
   4.2.2 男性単数が-oで終わり、女性形が-aとなる語(119語)
   4.2.3 男性単数が-o以外の音/文字で終わり、女性形がある語(38語)
  4.3. 結果比較
 5. まとめ

あとがき
一覧
和文索引
欧文索引

ひつじ書房 [目次]

補記


ISBN 978-4-89476-775-1

[Honya Club], [Honto], [e-hon]
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