(1) 名詞を修飾する語が形容詞で、形容詞・副詞・動詞・文を修飾する語は副詞。bueno のような形容詞や bien などの副詞を強調する場合は、muy を使う。muy は副詞。ただし、muyは、動詞や文を修飾できない。
Es un chico muy alto. (alto は形容詞) 彼はとても背の高い男の子です。
Hace muy buen tiempo. (形容詞buen(=bueno)を強調している) とても良い天気です。
(2) calor, frío, sol, viento, hambre など、名詞を強調する場合は、mucho を使う。この場合mucho は形容詞で、性数変化する。
Mucho gusto. (gusto も名詞) どうぞよろしく。((お会いできて)たくさんの喜び(を持つ))
Tengo mucha hambre. とても空腹である。
(3) 動詞を強調する時も、mucho を使う。この場合 mucho は副詞。
Nosotros jugamos mucho y estudiamos mucho. 私たちはよく遊びよく勉強する。
(4) 比較を強調するときもmuchoを使う。
Mi primo es mucho más alto que yo. 私のいとこは私よりずっと背が高い。
(1) bienは副詞で、動詞や形容詞を修飾する、buenoは形容詞で、名詞を修飾する。
(2) estar bien は、直訳すると「良く存在している」で、「いいよ!」や「〜は健康です」の意味で使う。
estar buenoは、直訳すると「〜が良い(状態にある)」で、「〜は健康です(体が良い)」や「〜はおいしい」の意味で使う。
(1) quéは「何」(疑問代名詞)と「どんな」(疑問形容詞、後ろに名詞が置かれる) の二つの用法がある。
(2) cuálは「どれ」(疑問代名詞)、一定範囲の中からの選択で「何」とたずねる場合に使われる。中南米では、「どんな」(疑問形容詞、後ろに名詞が置かれる)の用法もある。
(3) ¿qué es -? は、-の定義を尋ねていて、¿cuál es -? では、-の(範疇の)中の「何」、「どれ」を尋ねている。
(1) conocer は、体験として知っている。ある学問分野などを熟知している。
No conozco a aquella señorita. 私はあのお嬢さんを知りません=知り合いではありません。
¿Conoces Buenos Aires? ブエノスアイレスを知ってますか=行ったことがありますか?
Luis conoce muy bien las calles de Madrid. ルイスはマドリードの道を大変良く知っている。
(2) saber は、知識として知っている。能力がある。
Teresa sabe mucho de historia. テレサは歴史を良く知っている。
Sabemos leer y escribir en español. 私たちはスペイン語で読み書きできる。
Teresa y Naomi saben inglés. テレサとナオミは英語を知っている=英語ができる。
¿Sabes que van a hacer una fiesta el viernes? 彼らが金曜日にパーティーをするのを知ってるかい?
(1) ver 見る、見える、視野に入る
No te veo. 僕には君が見えない。
(2) mirar 注意して見る
No te miro. 僕は君を見ない。
(1) oír 聞こえる
No te oigo. 僕には君の言っていることが聞こえない。
(2) escuchar 意識して聞く
No te escucho. 僕は君の言うことを聞かない。(聞きたくない)
p.4 のSuplemento 1, p.14のSuplemento 2 参照。
[1] 基数
(1) uno のついている数は、女性名詞の前では una となり、男性名詞の前では、-o が取れ un となる。veintiuno にも veintiuna という女性形がある。
(2) 十位と一位の間のみ y という接続詞を使う。十位の数詞が無い時は y は不要。
外国語習得に必要な語彙力を増やす一助として語形成を理解しておくと良い。