(1) 「点過去」と呼ぶのは、後に学ぶ「線過去」と区別するため。
(2) 過去のある時点でしたこと、起きたことを表現する時制。
(3) 不定詞の語尾-ar か、-er/-ir かによって語尾変化が違う。現在形では不規則であった動詞でも、点過去形では規則変化をするものが多くある。
動詞 encontrar, volver の現在形は、動詞 poder と同じように o が ue に変化するが点過去は規則変化。
動詞 pensar, cerrar, perder, entender の現在形は、動詞 querer と同じように e が ie に変化するが点過去は規則変化。
動詞 conocer, ver の現在形は1人称単数が不規則だが、点過去は規則変化。
逆(現在形は規則で点過去で不規則)は andar(歩く)ぐらい。
(4) ¡Ojo! 綴り字上注意する動詞は、発音上は規則変化。
[ゲ]という発音は、gue という綴り字で表すことから: jugar => jugué
ze という綴り字は伝統的には使わず、代わりに ce で表すことから:empezar => empecé
(1) 関係する名詞の性数によって形容詞と同じ語尾変化する。すなわち -o で終わる語は、性・数変化、それ以外は、数変化する。
(2) 名詞の前で、mi, tu, su, nuestro, vuestro という語形を使う。
(3) 冠詞、数詞、指示形容詞が名詞の前にあると、名詞の後で、mío, tuyo, suyo, nuestro, vuestro の語形を使う。
(4) mío, tuyo, suyo, nuestro, vuestro の語形は、動詞 ser と使って、「--は〜(誰々)のです。」
(5) mío, tuyo, suyo, nuestro, vuestro の語形は、定冠詞を前に置き、「〜のもの」(所有代名詞)
el mío, la mía, los míos, las mías: 「私のもの」
el tuyo, la tuya, los tuyos, las tuyas: 「あなたのもの」「君のもの」
el suyo, la suya, los suyos, las suyas: 「彼(女)(ら)のもの」「あなた(方)のもの」
el nuestro, la nuestra, los nuestros, las nuestras: 「私たちのもの」
el vuestro, la vuestra, los vuestros, las vuestras: 「あなたたちのもの」「君たちのもの」
所有されるものの性・数によって使う語形が決まる。