これらは、語尾が変化するのとは他に、さらに語幹の部分の母音が、一部の活用形で二重母音になる、あるいは別の母音になる動詞である。まず、語尾変化については、規則変化と同じく、不定詞の語尾を見て、-ar なら -o, -as, -a, -amos, -áis, -an となり、-er なら -o, -es, -e, -emos, -éis, -en と、-ir なら -o, -es, -e, -emos, -ís, -en となる。次に、4つのグループごとにそれぞれ、主語が単数の時と3人称複数の時、母音が変化する。
(1) o が ue になる: poder(〜することができる), encontrar(見つける), dormir(眠る), acostar(寝かす), sonar(鳴る), probar(試す), doler(痛む), soler(よく〜する), resolver(解決する), volver(戻る), llover「雨が降る」...
(2) e が ie になる: querer, empezar, sentir, cerrar(閉める), entender(理解する), pensar(思う)...
(3) u が ue になる: jugar.
(4) e が i になる: pedir, seguir, reír,... (reír については、アクセント符号に注意が必要: río, ríes, ríe, reímos, reís, ríen)
活用した動詞の前に置く。否定文では、さらにその前に no が来る。 不定詞と結びつく目的語の場合は、不定詞の後にくっつけることができる。
直訳は、「ここにそれをあなたは持っている。」 tiene は動詞 tener(持っている)の直説法現在3人称単数。この動詞は、1人称単数が tengo となり、かつ2、3人称単数、3人称複数で e が ie となる不規則変化なのでp.24で活用形を学ぶ。