1. [1] 形容詞
  2. [2] 直説法 現在 不規則変化動詞(1)
  3. [3] hay 〜 「〜がある/いる」
  4. [4] 前置詞
  5. 新出語(本文)
  6. 新出語(説明&練習)

説明 2

[1] 形容詞

(1) 語形変化
1) 修飾する注)名詞が複数形なら形容詞も複数形にする。複数形の作り方は名詞と同じ。

注) 直接修飾する場合も、動詞を介して修飾・説明する場合も同様。
2) -o で終わる語は、さらに、性も語尾変化させ名詞と一致させる。(男性 -o 女性 -a)
3) -o 以外で終わっていても国名や民族名形容詞の多くは性の語尾変化もある。名詞としてもよく使われる。
他に派生語尾がついて形容詞となったもので男女の形があるものがある。
hablador, -ra(おしゃべりの < hablar 話す), preguntón, -na(質問好きの < preguntar 質問する), grandote, -ta(おっきい < grande 大きい)

(2) 名詞を直接修飾する時の位置
1) 人やものの性質・状態や所属・分類を説明する形容詞は、名詞の後にくるのが普通。
puerto rico 豊かな港  costa rica 豊かな海岸
2) 名詞の前にある時は、主観的、抽象的な表現と解釈できる場合が多い。
nueva casa 今度の家  casa nueva 新築の家
viejo amigo 旧友   amigo viejo 年老いた友

[2] 直説法 現在 不規則変化動詞(1)

(1) ser (〜である) と estar (状態・所在、〜にいる・ある、〜である)
ser: A es B. A=Bのように、AがBと同じであることを示す。数学の=とは違い、逆のBがAと同じとは言っていない。Bは、分類(国籍、出身地、所属団体..)、特性(形容詞の属性を持ったものとして分類)を表す
estar:(1)状態: A está B. でAの状態(主語の基準からの逸脱としての形容詞の属性)、動作の結果を表す。(2)所在: A está en C. でAがCにあることを示す。

(2) ir (行く)
1) ir a場所 (en乗り物) : (−で)〜へ行く
2) ir a不定詞 : 〜するつもりだ(近い未来)
3) vamos a不定詞 : さあ〜しよう(誘いかけ、呼び掛け)

[3] hay 〜 「〜がある/いる」

(1) 動詞 haber の直説法現在3人称単数形。hay 〜 における 〜 は主語でない注)ので 〜 が単数でも複数でも動詞 hay は不変化。主語は表現されない。

注) 直接目的語。〜の名詞を代名詞に換えると直接目的格代名詞になる

(2) hay と estar
 日本語では、同じ存在を表すのに「ある」と「いる」を区別している。「*庭に犬がある。」とか「*電話がテーブルの上にいる。」と言えない。スペイン語でも区別のしかたは違うが、hay と estarは区別して使われる。
 有るか無いかを表現する時は、hay を使い、有る(いる)ことがわかっているものについて、その場所を表現する時に、estar を使う。
Hay un perro en el jardín. 庭に一匹の犬がいる。
El perro está cerca de un árbol. その犬は一本の木の近くにいる。

[4] 前置詞

 いくつかある前置詞のうち、ここでは、特によく使う a と de をまなぶ。他に en(〜に、で), con(〜と一緒に), por(〜によって), para(〜のために)が既出。a と de のみが、すぐ後に男性単数定冠詞elがあると一緒になってそれぞれ al、del という語形になる。

(1) a
1. a +場所:「〜へ」 目的地を表す。
2. a +人:「〜に」、間接目的語(〜に)。
3. a +人:「〜を」、直接目的語(誰々を)が特定の人の場合、前置詞aが必要。物の場合は不要。
4. ir a +不定詞のような動詞との組合せで使う。a +不定詞には、「〜しに」の意味があるのでir a +不定詞には、「〜しに行く」と訳せる場合がある。

(2) de
1. de +〜:「〜の」 所有、所属、材料などを表す。
2. de +場所:「〜出身」、「〜から」